「今日、あんたが大きい俺に告白するだろ?」

結羽の顔がひきつった。

「どうして、それ…」

「だって未来から来たからさ。言っただろ?」

しばらく沈黙する。

「う、うん。けど、私はじゃあどうしたらいいの?」

翔がとまどいながら答える。

「…多分、俺の意思の問題じゃないかな…」
翔ははっ、となった。
「だったら…。くそっ…!じゃあ俺の家は…」
「多分、翔自体はもう私が呼び出したとこへ…。場所は月夜公園!」

月夜…公園。

      …!

「あそこか!結羽は待ってろ!絶対だかんな!?」

大声で翔は言った。

「う、うん…!わかった!だけど、大丈夫?」

結羽は翔にそう言う。

「し、しょう!」
「なんだぁ!」
「が、頑張って!」
「任せろって!」

結羽はなぜだか泣きながら

「ありが、とう!ありがとうね!翔」

翔は振り向かずに手を振った。