「はぁい」

105号室のドアが開き、中から少女が顔を出す。

「……」

少女っていうか、美少女だった。

美少女っていうか、美少女戦士だった。

シルバーにゴールドの装飾が施された肩当てと胸当てからなるビキニアーマー。

白の超ミニスカと真紅のロングブーツ。

豊満な胸元は勿論、白いお臍だって丸見えだ。

テメェこの野郎、防具って単語ググってこい。

明らかに地毛ではないロングの金髪を揺らしながら、その美少女戦士はリュートと雪村を見た。

「何でしょう?アクアク団の被害相談ですか?」

それは何処の団体だ。

胡乱な目をするリュート。

「プリプリさん、こちら、今日からお隣の部屋に入るリュート・グリフィノー君です。初めてこちらの世界に来る人なので、色々教えてあげて下さい」