そんな佐助の思考を断ち切るように。

「ナッコォオォォオォオッ!」

佐助の顎から頭頂部まで貫通する衝撃!

地を這うようなリュートのアッパーカットが、佐助の体を吹き飛ばした!

膝が落ちるのを堪えるダンドリッジ、引っ繰り返る佐助。

リュートという第三者の介入により、両者は動けない。

「リュート君っ?」

「ち、ちょっとアンタ!」

雪村とベルが思わす声を上げる中。

「何だぁ?」

リュートは振り返って2人を睨んだ。

「てめぇらもライジングドラゴンナッコーの餌食になるか?」

『ナックル』じゃないのな。