減り始めると早いものだ。

数百名いた選手が、13名まで絞り込まれた。

宇宙全土から、我こそはと集まってきた中の13人。

腕自慢の13人。

その13人も。

「ぶふぁ!」

「うぐぅっ!」

「ぐはあっ!」

沖田、そして佐助の斬撃によって、更に3人が倒れる。

残り10人。

「いやあ…」

大典太を下げ、沖田は大きく息を吐いた。

「戊辰大戦で1対多数の戦いは慣れていたつもりですけど…こうも強者揃いだと、なかなか骨が折れますねえ…ほら、見て下さい、体中切り傷だらけですよ」

「何の、俺とて散々刀や西洋剣で切り刻まれましたとも。鎖帷子を着込んでいなければ、とうの昔に敗北しています」

「またまた、佐助君は謙遜しすぎですよ」

「ははははは」

「あはははは」