自分が古奈美の本来の敵である維新政府の人間である事、姫の警護を託されていた事。

何もかもをリュートに有耶無耶にされて、唖然とする沖田。

対照的に。

「…そうですよね」

古奈美の表情は、ぱぁっと華やいだ。

「沖田さんもリュート君も、皆仲間ですもんね」