そんなダンドリッジを、生暖かい目で見守ってきた橘夫妻。

夫妻には、娘がいた。

母のすずの美しい瞳とグラマラスなボディ、そして『すず』の名をそのまま受け継いだ、ベル。

すずは言う。

「ダン、これからはベルを本当の妹だと思って、可愛がってあげて欲しいの。お兄ちゃんとしてベルの面倒を見て、仲良くしてあげて欲しいの」

「そうか、この強大なダンピールの力を制御する為に、この小娘の支配下に落ちろと言うのだな。よかろう、己でも御し切れない暗黒の魔力を抑える為に、俺は甘んじてこの小娘に使役されてやる」

ご都合主義解釈なダンドリッジ。