面々は食事を終え、学食を出て行く。

「古奈美ちゃん、私達は教室戻ろうか」

「そうですね」

ベルは古奈美と共に、教室へと向かう。

学食を出て廊下を歩き、階段を上がっている途中。

「天神学園の噂の美少女2人…これは絵になる光景ですなぁ」

2人はそんな言葉を掛けられた。

黒髪の、天神学園規定制服をキッチリと着こなした男子生徒達。

ブレザー制服も、詰襟制服もいる。

中等部、高等部、両方混じっているようだ。

全員、見覚えのない顔。

それ故に、先程雪村の言っていた集団での転校生達だと、ベルは考えていた。