「さてと」

リュートも食事を終えて立ち上がる。

「腹ごなしに稽古でもすっかな。沖田、付き合ってくれよ」

「あー、申し訳ないです。僕は昼休みの風紀活動の当番でして」

苦笑しながら言う沖田。

「佐助は?」

「申し訳ありませんリュート殿、俺も主君の警護を離れる訳には参りませんので」

リュートの問いかけに、天井裏から答える佐助。

昼食も天井裏で食べているのだろうか?

「稽古相手なら、ダンでも呼んであげようか?」

ベルが言うが。

「いや~…あいつはガチで殺しに来そうだからなぁ…」

丁重にお断りするリュート。