ベル、怒り沸騰!

「いいっ?マスターとして命令するわ!従者として夏祭りに同行しなさい!逆らったら血も魔力も来月まで供給しない!拒否権無し!」

「横暴だな、暴君なのか?我がマスターは」

「現時刻を以って、ほんの僅かの反論も叛逆と見做す!」

一切の反抗を封じられたダンドリッジ、鼻息荒く仁王立ちのベル。

窓から見える花火の光が、2人を照らし出した。