光の粒子を伴いながら、少しずつ消えていく龍娘。

「お、おい!帰るのかよっ?」

《ああ。私は最早こっち住まいの人間ではないからな》

嘗て見た、あの懐かしい凛々しい眼差しを向け、龍娘は去っていく。

《気張れよ、新世代。今はお前達の時代だからな》

そう、新しい担い手にメッセージを残して。