「分かりました」

古奈美は席を立った。

「不肖、この勅使河原 古奈美、自警団の団長に就任させて頂きます。年齢も腕前も皆さんに劣る頼りない団長ですが…どうかよろしくお願いします」

深々と頭を下げる古奈美に。

「猛者揃いの自警団の団長だぞ、簡単に頭を下げるな」

九番隊隊長・佐藤 三樹三郎が言った。

「沖田のふてぶてしさを見習うくらいで丁度いい。ここにいる隊長どもを馬車馬のように働かせてくれ」

「…有り難うございます」

微笑む古奈美。