「勅使河原さん」
沖田は古奈美の顔を見る。
「勅使河原さんは、確かに自警団を一度は抜けて…でも、こうして戻ってきて、今は団長に推されています。出戻りだから、じゃないんです。それでも慕われているから、こうして自警団の指揮を執ってほしいって皆言っているんです。女の子だからとか、一度は抜けた人間だからとか、そんなの関係ないんですよ」
「沖田さん…」
控え目に、会議に参加した隊長達の顔を見る古奈美。
「本当に私で…よろしいんですか?」
隊長達に言葉はない。
その代わり、信頼を込めた瞳で古奈美を見る。
沖田は古奈美の顔を見る。
「勅使河原さんは、確かに自警団を一度は抜けて…でも、こうして戻ってきて、今は団長に推されています。出戻りだから、じゃないんです。それでも慕われているから、こうして自警団の指揮を執ってほしいって皆言っているんです。女の子だからとか、一度は抜けた人間だからとか、そんなの関係ないんですよ」
「沖田さん…」
控え目に、会議に参加した隊長達の顔を見る古奈美。
「本当に私で…よろしいんですか?」
隊長達に言葉はない。
その代わり、信頼を込めた瞳で古奈美を見る。


