「ならば」

六番隊隊長・井上 源四郎が言う。

「沖田、誰か推薦する者はいるのか?正直な所、今の自警団で沖田よりも腕の立つ者はそうはいない。自警団を率いる団長ともなれば、自他ともに認める剣腕の持ち主でなければなるまい」

「そうですねえ」

微笑みを浮かべたまま、沖田は会議に参加している面々の顔を眺め。

「勅使河原さん」

沖田の後に一番隊隊長を務めていた、勅使河原 古奈美を指差した。

「えっ、私っ?」

目を丸くして驚く古奈美。

「沖田。話を聞いていたか?」

問い返す井上。

「自警団を率いる団長ともなれば、自他ともに認める剣腕の持ち主でなければなるまい。そう言ったのだが?」

「だって」

沖田は井上に向き直る。

「勅使河原さんおっぱい大きいじゃないですか」

「何聞いてんのこの子!強くないと駄目って言ってんじゃん!もうやだこの青二才!」