ティグルはアマリリスの方に向き直る。

「丁度良かった、アマリリス。リュー君何処にいるか知らない?」

「知っておりますわ」

「もしかして、天神学園?」

「流石ティグル様!何という聡明!何という名推理!」

大仰に驚いて見せるアマリリス。

腹の中が見え見えだ。

「うるさいって言ってるのよ理事長!」

ともかく。

「そっかあ…やっぱりリュー君は天神学園にいるのかあ…」

腕組みして思案するティグル。

「リュー君は弱いからなあ…あっちでいじめられたりしてないか、心配だなぁ」