「分かってんだよ、ダンドリッジ」

リュートは真っ直ぐにダンドリッジを見る。

「御大層なお題目並べて、さもデカイ事成し遂げようみてぇな事言ってるけど、テメェの真意は分かってる」

「何?」

睨むダンドリッジ。

「はっきり言ったらどうだよ」

リュートも負けずに睨み返した。

「テメェは、自分の事を認めてくれねぇヴラドお爺ちゃんに逆らいてぇだけなんだろ?吸血鬼として、孫として、ヴラドお爺ちゃんを見返したい一心で、必死んなって気を惹いてるだけなんだよ!そんな事の為に学園中巻き込みやがって!駄々捏ねてんじゃねぇや、馬鹿吸血鬼!」