「ああ、この惑星、この国の『バクマツ』って時代の話ですね」

沖田が彼女の言葉に反応する。

「そうだな」

近藤も頷く。

「幕末は開国を主張する維新志士側が勝ったがな。この学園では自警団が改革を成し遂げる」

「だといいけれど」

含みを持たせる彼女。

「…何が言いたい」

土方が苛立たしげに彼女を見た。

「貴様、さっきから黙って聞いていれば…近藤団長の知己といえど、それ以上の過ぎた言葉は副団長として許さんぞ」