朝起きると、先生は居なかった。


昨日どうしたんだっけ。


リビングに降りると、おばあちゃんが朝ごはんの用意をしていた。


「おばあちゃんおはよ」

「あら、華ちゃんおはよう。
先生は先に行ったわよ」

「、、先生居たの?」


おばあちゃんはふふふ、と含み笑いをして、あたしを食卓に座らせた。


「華ちゃん、おばあちゃんは全部わかってるから。
先生のとこなら安心して送り出せるわ。


それでね、もうすぐクリスマスでしょ、
今日学校から帰ったら先生のプレゼント買いに行かない?」


「うん、行く!」


おばあちゃんが何をわかってるのかわからなかったけど、
クリスマスと言う言葉で無条件に心がウキウキした。