おばあちゃんは今週の日曜日退院する。


今日は木曜日。

あと3回寝たら帰ってくる。


いつも通り学校帰りに病院に言って、おばあちゃんにいろんなことを話した。


今日は先生とからあげを食べること、
おばあちゃんが退院する日は先生とハンバーグを作ること、
先生もハンバーグが好きなこと。


「ふふ、華ちゃんはほんとに先生のこと好きなのね」

「うん。おばあちゃんもお兄ちゃんが出来たみたいって言ってたでしょ」

「え?華ちゃんにとって先生はお兄ちゃんじゃないでしょ?」

「、、どうゆうこと?」

おばあちゃんはどこかいたずらっぽい顔をして言った。

「先生のお話するときの華ちゃん、とっても女の子の顔で可愛いわよ」


おばあちゃんにそう言われて、あたしは急にとっても恥ずかしくなった。


「うふふ、可愛いねぇ華ちゃん。
今日は先生とからあげ食べるんでしょ?
早く帰って準備しないと」

おばあちゃんはそう言って、また病院の玄関まで送ってくれた。


あたしは帰り道、おばあちゃんの言葉をずっと考えながら歩いた。


女の子の顔ってーーーー


考えれば考えるほど、恥ずかしくなった。