「ごめんね、ずっと黙ってて、、、」

卒業式では泣かなかったのに、今更涙が出てきた。


「梨花が先生のこと好きで、ひとみはそれをすごく応援してて、なかなか言えなかった」


「華が泣くと私まで泣けてきちゃうよ」

「気付かなくてごめんね、辛かったよね。
私ばっかり先生の話してごめんね」


梨花はあたしにつられて泣き出した。


「私も気付かなくてごめん、
そりゃ言えないよね。
華はモテるのに男に興味ないんだと思ってた」


ひとみもそばに寄ってきて、謝った。


「謝らないでよ」

「華もだよ」


あたしたちは3人で泣きながら笑って、学校からの最後の道のりを3人で仲良く帰った。


卒業してもたまには遊ぶこと、

3人とも結婚するときは一番に報告することを約束して、


あたしはふたりと別れた。