お風呂から上がると、いつもいるはずのおばあちゃんが居なかった。


先生に聞くと、先に寝たって。

眠たかったのかな。


冷蔵庫からお茶を出して飲んでいると、先生はためらいがちに言った。


「、、華、一緒に家来ないか」


あたしは突然の言葉にお茶を吹き出しそうになって、咳き込んだ。


「なんで?どうしたの急に」


「、、いやだったらいい」



いやなわけない。

あたしは毎日でも先生と一緒に寝たいし、

毎朝一緒に起きたい。


もしいま先生が寂しくてたまたまあたしが近くに居たから、だったとしても

あたしは先生のお誘いがとっても嬉しかった。


「いいよ、明日の用意持ってくる」