明け方に眠ったのに2時間ほどで起きた。 でもわくわくが止まらなくて、全然眠たくない。 支度してすぐ家を出た。 「いってらっしゃい、楽しんでおいで」 おばあちゃんは玄関まで見送ってくれた。 「うん、何かあったらすぐ電話してね。 お土産楽しみにしてて」 先生の家に向かう足が自然と早まる。 起きてるかな、 まだ寝てるかな、 あたしは新しい服と先生にもらったネックレスをつけて、 わくわくしながら先生の家のインターホンを押した。