あたしの首をじっと見る先生はすごく大人で、
真剣な目をしてる。


このままキスしてしまいたい、と思ったけど、


はい、出来たって言って先生が少し離れたから出来なかった。


でも先生につけてもらったことが嬉しくて、ネックレスを見ながら指先で少しいじった。


「、、可愛い?」

「、、可愛いよ」


先生が初めて可愛いって言ってくれた。


ネックレスを可愛いって言ったのかも知れないけど、
全身の血が沸騰しそうなくらい嬉しかった。


「宝物にする」


あたしはそう言って、


もう一度勇気を出して先生にキスした。