〔おぉーわりぃ。結音には言っといたからな〕


〔はいわかりました。あの休んでる理由は何ですか?〕


〔あーそれな。結衣がさっ体調不良で寝込ん出るんだ。だから結音は看病したいってことでな〕


〔そうなんですね。わかりました。お忙しいのにありがとうございました。失礼致します〕


〔あっ待て、誠は結音が大切か?〕


〔はいっ!オレ達もそうですが関わりのある下っ端にとっても大切な存在だと想います〕


〔そっか~。それを聞けて安心したよ。ありがとうな〕


〔いえ。では失礼致します。〕



オレは電話を切った。



話の内容はずっとスピーカーにしていたから幹部たちは知っている



「最後、龍さんとても嬉しそうだったね」



「そうだな…」



あの言葉に嘘も偽りなんてない



オレ達にとって結音は大切な存在でオレにはもっと…