正直お礼をしたいから



「コレで終わりとか不服なんだけど」



「はあ?何言ってんだよ、意味わかんねぇ」



「あんなに義理を作ったみたいで嫌だって言ってるの!なんか奢らせてよ」



「わあったよ。じゃあアレ食べたい」



誠が指を指したのはクレープ屋さんでした



えっクレープ?イヤ凄く意外すぎる



「分かったよ。じゃあ買いに行こ」



私達はクレープ屋の前で注文をした



「お前は食わくていいのか?」



誠が言った通り私は注文していない。お金が無いからとかじゃなくてなんか誠の色んな顔を見ていたいって思ったから



「大丈夫!心配しなくていいからさ」



この気持ちの正体は何なのかは分からないけど、今は知らなくてもいいかな。