それからすぐ今度は何人かの足音が聞こえてきた
ガチャって音と共に顔を出したのはお父さんの代だった佐月さん
「あっ結音ちゃん。もう休んでいいよ。こっちへおいで」
優しくてカッコイイ佐月さんのことを幼い頃はずっと実は王子様なんじゃないかなって思ってた
今は、そんなこと思ってないけどねっ
手招きをする佐月さんに連られて台所を出てみると初代の人がいた
「ヤッホー。ユンちゃん綺麗になったねぇ」
「クス…斗真さんは相変わらずお世辞が上手ですね」
「久しぶりだな結音。」
「お久しぶりです。拓哉さん」
私たちは挨拶をして一緒にリビングへ向かった