幹部たちは、俺に抱えたままの結音の顔をのぞき込んで



「ユンちゃん、寝ちゃったんだね」



「きっと、安心したんでしょうね」



「よかった…」



「あぁ、ヒカル変わるぞっ!」



上から陸さん、翔馬さん、海さん、誠さんで



無口な海さんまでもを話させる結音



俺は少し吃ったけど結音を誠さんに預けた



改めて考えると女嫌いの陸さんにまで懐かれているし



誠さんは無意識だと思うけど明らかに今、嫉妬している



翔馬さんは疑い深いけど結音のことも信用しているのがわかる



あの幹部たちに信用されるとは、さすが俺の友達だなっ!