「先週ね休みで家に居たらさ母親が言うわけ。
彼女でも連れて来いって❗」私は高層テラスから見える夜景の美しさに見とれていた…。
「ね、聞いてる?」珍しく気の聞いたカフェテラスでの
食事だと思えば、こんな事か‼
「日曜にどこも行かないと居心地悪くって。俺も32だし…。結婚したいなぁって。」

彼の瞳の中に私がいる。自分でも可笑しいけど今日の私は凄く美しいと思った。ライトと月明かりが交差して、なんて綺麗なんだろう…。あたしは❤(笑)
陽人も、そう感じているのが分かった。
食べてしまいたいって。

私を100%好きな男の考えていることは分かりやすい。
「でもさ陽人まだ32じゃんまだ早いよ~」
私はDの胸を寄せてみた。彼の視線が集中する。
ロマンチックなプロポーズではないけど陽人らしい。

プロポーズされたの何回めだろ?5人はいってるかな。
頭の中で29歳の女がまだ早いよ❤なんて言えるか?
なんて事を突っ込みながら…。

うまく気付いてない振りをしてコース料理を平らげた。
もう少しメッシー(←死語w)で居てよ。はるとくん。