「おい、エレンイェーガー!起きろ!授業中だぞ!」
担任のキース先生の声だ。
起きなければ...。
「おい、いつまで寝ている...い、......!」
あれ?声が聞こえなくなった...。気のせいだったのか...?
「おいっ!!」
ぺチッと教科書で頭を叩かれ、やっとの事で目を覚ます。
「ふぁいっ!!!!」
「なんだ、その無様な声は。そんなんで巨人を駆逐できるのか?」
そういった瞬間、教室はどっと騒ぎ出した。
「まぁいい。兎に角ノートを取れ。他の奴らもちゃんとノート取れよー。今日はノート回収するぞー」
「えっ!?」
「なんだ。サシャ。もしかして全く書いていない訳じゃぁ無いだろうな?今日ノートまとめてない奴は給食なしだからな」
今度は教室がえー!と騒ぐ。
「それじゃあ授業再開するぞー」
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「エレン。ノートは大丈夫だったのね」
「あ、ああ...。俺がノートを書き忘れる訳がねーだろ...。。」
「寝てたのにねエレン」
「アルミンひでぇなおい!俺だってやる時はやるさ!」
「サシャは、ノート書けなかったのかな?給食食べてなかったし」
サシャはひっく、ひっくと涙を流しながら何かをコニーに訴えている。
「サシャ、元気出せよ。たかが給食だろ?」
「たかがですか!?どこがぇすっ!?ヒックだって私の学校の一番の楽しみの給食がなくなったんれすよぉっ!?ヒック酷すぎますよれぇ!?コニー!!」
「あ、あぁ...そうだな...、分かった分かった。よく分かったから!エレン、サシャどうにかしてくんねえか!?」
「力を貸してえ所だが、これじゃぁ俺も無理だ。すまん」
「だよなぁ...なあ!サシャ?近くのコンビニでなんか買おうぜ!?な?」
「コンビニ...じゅるぅっ...いいれすね!ヒック、行きやしょうっ!!ヒック、コニー...ヒック」
「サシャの扱いはコニーに任せれば1発...覚えておこう」
「うん、僕も覚えておくよ。」
「ミカサ?アルミン?どうした?」
でも、俺も覚えておこう。