「あっ、いつもの美女ちゃんだー。」

そう言いながら玄関の戸を開けて入ってくるのは翔太のつるんでいる仲間。

髪の色は皆様々で、いかにも不良ですっていうオーラがはんぱない。わたしが最も苦手としている人たちだ。

そんな時、優也はあーたんのもう片方の手を握ると振り返った、



「保育園、行こう。」



優也はいつもわたしの気持ち、全てがお見通しだ。



アパートの部屋を出ると、久しぶりの外の空気に胸いっぱい息を吸う。



「あーたんの好きな食べ物は、イチゴ!」あーたんは言う。