幸せの構図

「そういう風に言ってくれるひろし君が好きなんだ。さて、安心して明日はすーちゃんと会えるぞ。じゃそろそろ電話切るよ」

「そうだな。どんな話しだったか教えてくれよな」

「わかんない。全部は話さないかも」

「ま、それもいいだろう。あっ、ちょっと野暮な質問だけどさ」

「な~に?」

「お前、国分寺に泊まっていたんだろ」

「もちろん」

「どこに?」

「駅前のホテルだよ」

「南口のJR系のホテルか?」

「あら、よくわかったね」

「俺もそこに泊まってる」

「じゃ同じホテルじゃん」