「皆もお前のことを忘れない」

そしてこうも言った。

「もうすぐ扉の向こう側にいける」

私はすぐに切り返した。

「店のドアを開ける時に思った、皆が待ってる扉の向こう側じゃなかったの?」

それには応えがなかった。


新たな展開が始まろうとしていた。