「そしたら1日来たお客さんが1日おいてからまた来てくれるのと同じですね」

「あはは、そっか♪店長、ありがとう。今日はいつものように長居させてもらいますよ」

「はい、いつものように、どうぞごゆっくり」

もうそれだけの会話でじゅうぶんだった。それ以上は余計な会話などぜずとも互いの存在感、空気だけで再会を楽しむことができた。やはり大人な対応が私には心地よかった。

店内に響く彼の独特な声が心地よかった。もはや「懐かしさ」ではなくて「いつも」の空気に浸ることができた。

私はその時もアミーの「常連」だった。

夕方3時すぐから約5時間。当時と同じようにコーヒーを飲んで少し眠くなり居眠りをした。目覚めてしばらくすると2杯めのキリマンジャロが届けられた。