恋ヶ窪の空気に触れたあと、西国分寺まで足を延ばし実際の国分寺跡を見学するつもりでいた。そのまま再び国分寺南口方面に向かい、お鷹の道や名水百選の湧き水を飲んで・・・国分寺の「街」以外の探索を予定していたのだが、気もそぞろ、私は不覚にも国分寺の「街」に戻ることにしてしまった。

ふと思い出した。

りくちんの魂が語りかけてくれた言葉。

「もうずぐだよ」

「皆、待っている」

今夜のことなのか?

でも久しぶりに会って酒を飲むだけって言ったらそれまでの事だし。

「ま、いいや。行けば分かることだし」