神かそれに近い存在の声。いいや、例え幻聴でもいいと思った。神の声を聞いたなんてひろし君にしか言えない。元がなんであれ、りつこ自身が認識した言葉そのものが大切だった。

現実世界の存在としての彼だけではなく、彼の魂そのものも私を愛してくれている。ならば私の魂も彼を愛している。