「ひろし君、何度も話してくれたじゃない。お気に入りの秘密の場所で夜景を一人で見ながらいろんなこと思ってたんでしょ。本当は海が見たいけどすぐには行けないし、代わりにいい場所見つけたんだって。朝までいたことも何度もあるって。街の向こうから昇る太陽を見たって。
クリスマスには一人で『きよしこのよる』を歌った場所だって。いろんな想いでそこにいたんだよね。私にもたくさん話してくれたその場所に行きたいの。一人で行ってひろし君のことをもっと感じたいの」