すーちゃんとの生活を失い、生きる目的を見失い、流されるように始めた居酒屋のバイトに生きがいを見いだそうとしていた彼。大学に行く気力も失せていた。しかし大学への思いがよぎると焦燥感が前に出る。再び無気力になりそうな自分との葛藤。流されまいと必死でもがく姿。毎日のようにこの喫茶店に来ては4時間も5時間も居座る。新聞を片っ端から読みあさり、毎日違う本を読破する。一人で部屋の中にいても出来ることをここでやっていた。寂しかった。