空腹感が満たされると今度は睡魔が襲ってきた。思えばりつこ先生と明け方まで話しをし、まともに寝ていなかった。

「お前はホントに本能のままに生きてるな」

ひろし君の声が聞こえたような気がした。

「あれ?ひろし君、近くにいるの?」

ふとそう思った。

しかし既にりつこの意識はなかった。一瞬で深い居眠りに入った。