私はいつのまにか浅い眠りに入っていた。私の周りを、激しくはないが暖かく大きな光達が微笑むような柔らかい波動で包んでいた。そこにはムーアの魂もいた。彼の光は他の光とは違った雰囲気だったが、暖かく私を見守るという点では一致していた。

彼が語りかけてきた。

「もうすぐだよ」

その意味がわからず問いかけた。

「何がもうすぐ?」

それにはまた含みのある答えしか返ってこなかった。

「皆、待っている」