すーちゃんも通ったはずの小学校だ。迷わず向かった。何か吸い寄せられるように、今度は普通の足取りで歩いていた。いくつかの役所風の建物も集まっていた。少し奥まった場所にある校舎から湧き出るように子供達がにぎやかに歩いてきた。ちょうど下校時間にあたったらしい。立ち止まってニコニコしながら見つめるよそ者風の私を一瞥しながら子供達が通り過ぎていった。