幸せの構図

「今夜ゆっくりできるでしょ」

わざとすねて見せた私の頬を彼女が微笑みながらつまんだ。

「ねえ、ひろし君、ストーブつけて」

「寒いなぁ・・・」

「だからストーブつけるんでしょ!」

「じゃんけんしようか」

「・・・・」

「負けた人がつけることにしようぜ」