幸せの構図

しばらくの沈黙のあと、先生がやはり笑顔で私に言ってくれた。

「今夜はどちらに?」

「脇町のビジネスホテルです」

「よかった。少し時間はあるわね」

「いえ、たくさんあります」

先生が笑ってくれた。

「わかりました。まだ学校があるのでお待ちになれますか」

「もちろんです!」

夕方6時にまた同じ学校の門で待ち合わせることにした。