今現在彼のそばにいるのは間違いなく私！そんな誇りがあった。そして彼の心を捕らえているという自信もあった。
彼にも言われた。信じてるとか信じてないとかの言葉は不信の裏返し。この言葉はりつこの心に染みいるように理解できた。
「信じていいの？」って言った瞬間にそこに疑念や不安が潜んでいる。
信じるも信じないも無い。感謝の念はあるものの、当たり前に、自然にいられる２人にとって、そういったやりとりは無縁だった。