幸せの構図

そんな話しを延々と続けた。時間はすでに昼をまわっていた。

「そういえば私もひろし君のお父さんやお母さんに会いたかったなぁ」

「そうだよな、俺も会わせたかった」

「今度はお墓参りにも連れていってね」

「そうだな、ちゃんと報告もしないとな」

「報告?」

「あ・・・うん。あ、りつこ、そろそろランチにしようよ」

「もう・・・しょうがないなぁ。ねえ、たまにはラーメンでも食べようか」