「今夜も早く寝ようね」

「ええええ、寝かせないくせに」

「はい、そうでした」


じゃれ合って食事をした後、酒を飲んだ。やはり松本のワインはうまい。私たち2人の宴会におつまみは不要だった。テレビもいらない。
ただ聞こえるか聞こえないかの音量でBGMを流していた。その中で彼女との会話がとにかく時間を忘れさせた。尽きない話題にお互いが呆れるほどだ。