幸せの構図

夕方、帰って来た時からのいつもどおりの会話、食事、２人の笑顔、互いのテンポ、私のテンションもいつもと変わらなかったし彼女の反応もいつもどおりだった。

いつもよりは激しかったかもしれないが変わらぬ２人の愛し方、愛され方。

しかし、何かが違っていた。「悪い胸騒ぎ的な違和感」と言い切れるようなものでもなかったが、何かが違っていた。一見すると、確かにいつもどおりに見えるだろうが、私は微かな不協和音を察知していた。それがこどからくるものなのかわからないもどかしさ。

私はうたた寝した時の夢のせいだなと決めつけて、彼女のカラダの奧まで入っていった。