幸せの構図

強く抱きしめると彼女の方から言ってきた。

「今夜は寝かせないんだからね」

「開始時間も早めますか」

「当たり前でしょ。開始前にハチミツ3杯だよ」

「今日も気合い入ってるな、りつこ」

「今日も、は余計でしょ。でももう食事の準備も出来てたりするんだな」

「ありがとう、すんげー腹へってたんだ」

「今夜はサンマの塩焼きだよ。どうせ昼はトンカツかカツ丼だったんでしょ」

「ありがたい♪何よりのご馳走だな。そこまで読まれると嬉しいよ」

「ていうか・・・ワンパなんだなぁ、君は」

「はいはい、食べよ食べよ」

「もう・・・食べ終わったらどうせまた一眠りするんでしょ。でもまぁそのほうが夜は長持ちするからいいんだけどさ」