図書室の彼

階段を降り戦車が待つリビングへ朝食を食べに向かった。

「おー夏々海おはよう!今日も寝坊助さんかい?」

父は毎日この台詞だ

「おはよぅ 寝坊しても大丈夫、家には戦、、」

言い終わる前にギョロっと獲物を見つけたかのような視線を感じた。

「なんでも、ない、、です いただきまーす!」

恐怖を感じとり急いで朝食を済ませ、準備をして学校に向かった。

そう今日は月曜日。昨日まではお休みだったのだ。

学校の図書室から借りた本が面白くて夜更かししてしまい起きれなかった、なんて言ったら激怒の嵐だからあえて言わなかった。

恋愛物の小説
普通の学校にはなさそうな部類の本で気になって気づいたら手に取っていた

「返却期間今週中だからまだ、大丈夫だね」

ガラガラッ
ぼそっと独り言を言いながら玄関を出ると千香が家の前で待っていた。

「ななみーまた寝坊したんでしょ?私まで遅刻するからやめてよね」

「ごめんごめん~今日カラオケ奢るから許して~」

にやっと不敵な笑みを浮かべ千香が

「じゃあ飲み放題つけてもらおうかなぁ♪ あ、でも今日は用事あるからダメ、、明日でもいい?」

「明日でも明後日でも!大丈夫になったら教えて?」

ガラガラガラッ
教室のドアを開けながら
「そういえばさ、ななみ最近図書室よく行くよねーそんな楽しい本一杯あるの?」

「面白いんだよ~!ちっかは本読まなさそうだからわからないよね、昨日も借りた本読んでてねー」

ギョロッ 千香の目が光る
「な~な~み~さ~ん~。それで寝坊したなんて言わないよね~?」

「はっ、、しまった、じゃなくて。ううん違う、違うよ!」

あわてふためく夏々海を見て笑う千香

「冗談冗談!」

二人はまだ知らない
この学校の異変に