ジリリリリリ、、ジリリリリリリリリリリ
「んー。あと5分30びょう、、zzz」

ドスッドスッドンドンッ
家の戦車の通る音

「こおら~!!夏々海早く起きないと遅刻するわよ!」

「わかってるぅ、あと5分だもーん、」

寝不足で眠い私は布団を被り直し二度寝の姿勢
そこに史上最強であろう戦車が

「毎日毎日あと5分って聞きあきたわよ!早くしないと必殺3段鳴らし喰らわすよ~!?」

3段鳴らし、、それだけは勘弁

「わかったよー。ほら、ほら起きたでしょー」

仕方なく布団から出て座り込む私

「高校生にもなって自分で起きれるようになりなさいよね」

戦車は撤退していった。

私、柚木夏々海(ゆずき ななみ)17歳は受験勉強もそこそこに、家から近いからという理由で現在の高校に通っていた。

ピンクが多めの、けれど子供っぽくない部屋のカーテンを開け朝日を取り込んだ。

「んー! あ ちっかおはよう!」

開けっ放しで寝ていた窓から顔をだし大きい声をあげた

「しー 止めてよ夏々海 ただでさえ夏々海声大きいんだからさぁ、、でもまぁ、おはよう!」

≪藤堂千香(とうどう ちか)17歳
明るく少しギャル寄りだけど照れ屋で恥ずかしがりや≫

「あー!今日学校終わったらカラオケとかいかないー?」

注意されたはずだったが、そんなのお構いなしの音量

「なーなーみー。。 行くのはいいんだけど、もう少し静かに出来ないかなぁ」

怒りを通り越して呆れてしまったようだ。
彼女は意外とそういうところは真面目らしい

「うんうん!わかったよー!じゃあ放課後校門で待ち合わせね!」

「、、、はぁ、、はいはい」