「この公園懐かしいね」

「そうだな。よく一緒に遊んでたもんな。そういえば、ここで鬼ごっこした時、お前石につまずいて盛大に転んだよな。あの時は笑ったな」

「もう!人の恥ずかしい思い出を蒸し返さないでよ!」

「ごめんごめん。で、話があるんだよな」

「うん…」

私はそこで俯いた

「ん?どうした?」

私は少し間を置いて顔を上げた

「あのね…私、翔くんのことずっと前から好きだったの。一緒にいると安心するし、ピンチの時は必ず助けてくれるし、相談にも乗ってくれた。私、翔くんがいないと生きていけない気がするの。私の側にずっといてほしい。だから…私と付き合ってください」

私は恥じらいながら言った

翔、どんな反応するかな?

反応を待っていると

「…分かった。そんなにいうなら付き合ってやるよ」

意外な反応に少し驚いた

「ほ、本当に?」

「あぁ。だって俺なしじゃ生きていけないんだろ?」

翔は意地悪な笑みを浮かべたがら言った

「あれは、そういう意味じゃ…」

バシッ

言い終わる前に両手で顔を挟まれた

そして顔を近づけられて

「口答えするな。バーカ」

と笑顔で言われた

『キャーーー!』

またも歓声が湧いて

「如月さん。ありがとうございました。恥じらいがあって可愛かったですね!」

司会の人がそう言った

「では、審査員の皆さんどちらの告白がよかったか札をあげてください!」

審査員の結果は…