「なぁ、雪菜。ここの夜景凄くきれいだろ?」

「うん、凄く綺麗…」

「実はここで、お前に言いたいことがあるんだ」

翔を見ると凄く真剣な顔していたから少し戸惑ってしまった

「なに?翔くん」

「俺は、お前が…好きだ。たがら俺と付き合え」

「…え?」

私が首かしげて聞き返すと

ギュッ!

私を抱き締めて

「お前のことは必ず俺が守ってやるからよ」

耳元で優しく言った

「翔…くん」

『キャーーー‼』

歓声が湧き上がった

「桐ヶ谷くんありがとうございました‼素晴らしい告白でした‼」

司会の人がそう言った後、翔は私を離した

はぁ…シチュエーションなのにすごくドキドキしちゃった

心を落ち着かせようとすると

「では、次は如月さんです。シチュエーションは…“夜に二人の思い出の公園でいきなりの告白”です」

公園での告白?そういえば中学の頃、冬花と一緒に雑誌の特集で女子の告白の仕方が書いてあったような…

私はその時の事を思い出していた

「如月さん。準備はいいですか?」

大丈夫、いける‼

「はい」

「では、お願いします!」

私は一呼吸してから始めた